2024.02.05 Monday
フォトリフレクタRPR-220のテスト
ちょっと作りたいものがあって、フォトリフレクタRPR-220を買ってきた。
RPR-220は、赤外線LEDとフォトトランジスタのペアで構成されているようだ。
大体↓のような感じ。
トランジスタのベースに光電流が流入するとコレクタ-エミッタに大きな電流が流れる。
・LED側の抵抗の決定
LEDにかける電圧をVとして、
V = Ir + Vled
となるので、
r = (V-Vled) / I
と書ける。
絶対最大定格が50mAとなっているので、I=20[mA]、Arduinoを電源とすることを想定してV=5[V]、I=20[mA]のときの順電圧がデータシートから大体Vled=1.2[V]なので、これらを代入すれば、
r = 190[Ω]
となる。
・トランジスタ側の抵抗
データシートを見ると、最小コレクタ電流は、LED側の順電流10[mA]で使用したとき、0.08[mA]となっている(6[mm]の距離に白紙を置いてテストしているようだ)。
LED側に20[mA]流せば、0.16[mA]となる。
V=5[V]の電圧降下をさせるためには、
R = V/(0.16[mA]) = 31.25[kΩ]
となる。
というわけでこういう感じにすればよい。
Arduinoのコード:
void setup()
{
Serial.begin( 9600 );
}
void loop() {
int value;
float volt;
value = analogRead(A0);
volt = value * 5.0 / 1023.0;
Serial.print(volt);
Serial.println("[V]");
delay(100);
}
テストしてみる。実物は↓のような感じ。
フォトリフレクタの上に↓のような紙をかざしてみる。
2~3[mm]の距離に紙を近づければ、白と黒の区別がつくようだ。
黒の場合、反射光が少ないので、大体1[V]くらい。
白だと大体5[V]くらい。
うまくいっている。